「有料老人ホーム」は、介護保険制度の導入によって、平成18年には、施行当時(平成12年)の施設数の約6倍、定員及び在所者数のそれぞれ約3倍にまで増加し、現在も住宅型有料老人ホーム、介護付有料老人ホームを中心に、全国的に施設数は増加傾向を示しています。それでは、「有料老人ホーム」とは、いったいどういう施設を指すのでしようか?
有料老人ホームとは、老人福祉法において、次のように規定されています。
老人を入居させ、入浴、排せつ若しくは食事の介護、食事の提供又はその他の日常生活上必要な便宜の供与をする事業を行う施設であって、老人福祉施設、認知症対応型老人共同生活援助事業を行う住居等でないものをいう。(老人福祉法第29条第1項)
※平成18年4月の法改正によって、従前は10人以上の高齢者が入所していることも要件となっていましたが、撤廃されました。
一昔前までは、「有料老人ホーム」というと「入居時に相当の金額が必要」というイメージが強かったのですが、最近では多くの高齢者にとって利用しやすい環境(入居一時金が低額、または、無料でも入居できる)が整い、より身近で より快適な有料老人ホームに進化しております。最近の有料老人ホームの特徴を挙げると、次のようなことが言えます。
1.入居費用の低価格化(中には無料のものもあります)
2.要介護者向けの場合は居室の広さや建物の規模が縮小化、一方、自立者向けには居室(居室内にバス・キッチン付き)や共用部分の設備(シアタールームやプールなど)にこだわり
3.介護保険制度の導入に伴って有料老人ホームが急増したことから、自治体が特定施設入所者介護事業参入規制を行うところもあり、介護付よりも住宅型有料老人ホームが大きく増えてきている。
4.都市型有料老人ホームが増えている。
また、「有料老人ホーム」でなく「特別養護老人ホーム」を選ぶ、という方の大半の理由であった『費用が安い』という面も、平成17年10月の介護保険法の一部改正によって、特別養護老人ホームの居住費と食費が全額自己負担になったことによって双方の費用格差は縮小され、「有料老人ホームを選ぶ」という方が増えてきた要因の1つになっています。
※その他、有料老人ホームの費用や資金計画の立て方、等の詳細については、有料老人ホームご案内ネットの「有料老人ホームとは」「ご入居までの流れ」をご覧ください。